最後のブログ ~序~

幾万もの時をかけて紡がれてきた人類の歴史という絵巻の中で、私が出演したのはほんの数ページだけかもしれません。

しかし、私にとってこの数ページは確実に、私の人生の中でかけがえのない1ページになることでしょう。

どうもマカロニです。

私が万絵巻に入ろうと思ったきっかけは父親の存在でした。

私が4歳の頃、父は競馬に人生を捧げていました。

そんな父を見て幼い私は思いました。

「お馬さんっていいなぁ」

そうして私が馬になるための試行錯誤を続けているうちに、3年が経過しました。

走る喜びを知りたかった。

あの壮大な競馬場を走りたかった。

馬になるためには何をすれば良いか。

馬と私の違いはなんなのか。

鍛え上げられた強靭な肉体。

野菜を中心とした食生活。

日々の厳しいトレーニングにも耐えるストイックさ。

考えた末に辿り着いた答えは、

“”“私は馬にはなれない”“”

という現実でした。

でも少しでも馬に近づきたい。

そんなことを四六時中考える生活の中、私はテレビで、豚になるために奮闘する「ケンティ吉川」氏に出会いました。

いくら豚になりたくても人間は豚になることはできないという非情な現実を突きつけられる。

私と境遇を同じくした彼は、豚になるのではなく豚を「演じる」という手段をとりました。

吉川氏に感銘を受けた私は、馬を「演じる」ことで馬に近づくことができる、そうやって自分を奮い立たせることができました。

彼がいなければ私はいまここにはいなかったでしょう。

こうして、馬さえ演じこなすオードリー・ヘップバーンさながらの大女優になるために私は、演劇という世界に足を踏み入れたのでした。

そこでは天国と地獄が混在する茨の道が待っているとは知らずに…

To be continued