彼ら彼女ら
おはこんにちばんは。
ブログの内容が固まったのでようやっと筆をとったふぇいです。
いやあどうも今回のブログがラストみたいですね。長らくご愛読いただきありがたい限りどすな。
ほんじゃまとりあえず今まで頂いた役たちの話でもしますかね。
まず、私の初舞台は新発『レモンキャンディー』ですね(前座?何のことか分からないです)。キレるわ泣くわ叫ぶわ大暴れでしたね。今思うと、役者経験ゼロの人間になんであんな役をくれたのか謎です。
次は新歓『創稿 銀河鉄道の夜』でした。忘れもしない。役者初衣装チーフ新歓隊長の3足わらじを履きましたね。いやあ大変でした。あの公演は演じるというよりひたすら段取りに着いていくのに必死でしたね。
TC公演はなんと役落ち。無念。
夏!!はじめてーのー夏!!!一人ぼっちの幽霊さんでした。初めての後輩と、初めての男の子役。振り付けやら演技やらで密かに無力感に打ちひしがれてました。
続きまして秋公演『リトルウェンズディ』ですね。ここからお姉さん系の沼にハマって抜けられなくなります。これでもヒロインだったんですよわたし☆
さらに卒業公演は『撃鉄の子守唄』。初殺陣でやたら突きまくりました。最後は無様でしたがかっこいい強い女でした。この公演、なんと同期のさつきが主演でした。正直死ぬほど羨ましかったですこんちくしよー。
一つ下の後輩ちゃんたちの新発『月並みな話』では、慎ましやかなお姉さんでした。ラストシーン、テラスにて暗転する中、はぶちゃんとのサイレント会話。「今日の晩ごはん何がいい?」「ハンバーグ」でした。
さあここからですねぇ。コロナによるコロナのコロナのためのコロナ禍が始まりました。
声劇が2つ続きます。
まずは『犬猿雉の団体交渉』。桃太郎の家来、猿を頂きました。何しても許される役な感じがしましたね。なにげにあんなに役で遊んだのは初めてでした。
お次は『命日は賑やかに』。野良犬とグラマーなお母さん役でした。後にも先にもあそこまで遊び散らかしたのはあの稽古場が唯一でしょうね。コロ助が演出なのがおもしろくて仕方なかったのもあると思います。
さあ帰ってきた対面稽古!始まるは24期の卒業公演『あやかし』!!馬鹿じゃねぇの??と何度呟いたか分かりません。けどかっちょいい役を頂いてかっちょいい刀も作ってもらってかっちょいいパイセンたちの卒業に花を添えるのが楽しくないわけないですよね。尺の都合で殺されてもまあ許しますよ。実は密かに夢見てた、本番前の気合入れで「殺しに来いよ」「おう待ってろ」みたいなやり取りが同期のどらごんとできたの馬鹿嬉しかったっす。
いやほんでまたコロナかーーーーーーい。
今度はZOOM劇ですね。『魔王様には休暇がある』。寝起きの女幹部は鬼門のお姉さん系でしたが、さほど深くはまらずに済んだと思ってます。一番素直に穏やかに演劇できた回かもしれません。
そして、やってきた夏。また男の子、男子高校生でしたね。初めてブチギレ芸をしました。ずっとやりたかったんですよね。
ほんで秋公演~『傀』!!!ふははははははは高笑いできて最高に楽しかったです!!!ラスボスしか勝たん!!!!偉そうなことに頼まれてもないのにダメ出しをばら撒くという老害ムーブもまあ最初で最後だし許してくれ!!!
そして来たるは卒業公演『鬼武者』。憎しみと野望をふりかけにして白米食べてそうな青年(cv宮野○守(演出要望))です。幸いなことに自己肯定感ブチ上がりでここまで突っ走って来れてます。故に断言します。衣装も振り付けも過去最高傑作をご用意しております。演技?それは見てのお楽しみですね☆
こう見ると色んな役をやってますが、やりたい役はほぼ常に、主人公に次ぐ存在感かつ主人公と対立するキャラ、でした。さらにカッコ良ければなお良しと。そうなるとたいていの台本ではラスボスに行き着くんですよね。「どうだ!私を見ろ!絶望しろ!」ってやる瞬間がいかに楽しいかは今年やっと知りました。
どっかの何かで誰かが喋ってましたが、役者って、それまで演じた役を背負って生きてるもんなんだそうです。背負うってのはよく分かってませんが、私の場合は、吸収してるなぁとは思います。おばあちゃんの穏やかさも夜霧の情緒不安定さもかおる姉さんの無邪気さも幽霊の諦めの良さもエヴァのあたたかさもモリさんの優しさも猿のアホさも犬の意地悪さもお母さんの包容力もアマミの強かさものきの小賢しさもイマジナリーフレンドの執着の強さも薊の憎悪も、そしてきっと、時雨の狂気も。全部、私の一面としてどこかにあります。自分で分かってないとこももちろんあるでしょうね。ジョハリの窓的な。ぶっちゃけ就活はエヴァとかモリさんあたりの皮かぶってました。へけ。
飽き性な私が4年間演劇にハマり続けられたのは、私の演技をそれなりに評価してくれた人たちがそれなりにいて、先輩たちが可愛がってくれて後輩が懐いてくれて同期が助けてくれたからだと思ってます。こんなに満たされた4年間は間違いなく人生でここだけです。とっても感謝してます。
さて。いい感じの量になりましたね。それなりに最後らしいことが書けて良かったです。
まだ話してないことはたくさんありますが、それはきっといつかそのうちペラっと喋りますよ。お酒が入ったときとかね。
それでは舞台でお待ちしております。
ごきげんよう。
p.s. コロ助ブログ書けよ。