劇団員日記

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彼ら彼女ら

おはこんにちばんは。

ブログの内容が固まったのでようやっと筆をとったふぇいです。

いやあどうも今回のブログがラストみたいですね。長らくご愛読いただきありがたい限りどすな。

ほんじゃまとりあえず今まで頂いた役たちの話でもしますかね。

まず、私の初舞台は新発『レモンキャンディー』ですね(前座?何のことか分からないです)。キレるわ泣くわ叫ぶわ大暴れでしたね。今思うと、役者経験ゼロの人間になんであんな役をくれたのか謎です。

次は新歓『創稿 銀河鉄道の夜』でした。忘れもしない。役者初衣装チーフ新歓隊長の3足わらじを履きましたね。いやあ大変でした。あの公演は演じるというよりひたすら段取りに着いていくのに必死でしたね。

TC公演はなんと役落ち。無念。

夏!!はじめてーのー夏!!!一人ぼっちの幽霊さんでした。初めての後輩と、初めての男の子役。振り付けやら演技やらで密かに無力感に打ちひしがれてました。

続きまして秋公演『リトルウェンズディ』ですね。ここからお姉さん系の沼にハマって抜けられなくなります。これでもヒロインだったんですよわたし☆

さらに卒業公演は『撃鉄の子守唄』。初殺陣でやたら突きまくりました。最後は無様でしたがかっこいい強い女でした。この公演、なんと同期のさつきが主演でした。正直死ぬほど羨ましかったですこんちくしよー。

一つ下の後輩ちゃんたちの新発『月並みな話』では、慎ましやかなお姉さんでした。ラストシーン、テラスにて暗転する中、はぶちゃんとのサイレント会話。「今日の晩ごはん何がいい?」「ハンバーグ」でした。

さあここからですねぇ。コロナによるコロナのコロナのためのコロナ禍が始まりました。

声劇が2つ続きます。

まずは『犬猿雉の団体交渉』。桃太郎の家来、猿を頂きました。何しても許される役な感じがしましたね。なにげにあんなに役で遊んだのは初めてでした。

お次は『命日は賑やかに』。野良犬とグラマーなお母さん役でした。後にも先にもあそこまで遊び散らかしたのはあの稽古場が唯一でしょうね。コロ助が演出なのがおもしろくて仕方なかったのもあると思います。

さあ帰ってきた対面稽古!始まるは24期の卒業公演『あやかし』!!馬鹿じゃねぇの??と何度呟いたか分かりません。けどかっちょいい役を頂いてかっちょいい刀も作ってもらってかっちょいいパイセンたちの卒業に花を添えるのが楽しくないわけないですよね。尺の都合で殺されてもまあ許しますよ。実は密かに夢見てた、本番前の気合入れで「殺しに来いよ」「おう待ってろ」みたいなやり取りが同期のどらごんとできたの馬鹿嬉しかったっす。

いやほんでまたコロナかーーーーーーい。

今度はZOOM劇ですね。『魔王様には休暇がある』。寝起きの女幹部は鬼門のお姉さん系でしたが、さほど深くはまらずに済んだと思ってます。一番素直に穏やかに演劇できた回かもしれません。

そして、やってきた夏。また男の子、男子高校生でしたね。初めてブチギレ芸をしました。ずっとやりたかったんですよね。

ほんで秋公演~『傀』!!!ふははははははは高笑いできて最高に楽しかったです!!!ラスボスしか勝たん!!!!偉そうなことに頼まれてもないのにダメ出しをばら撒くという老害ムーブもまあ最初で最後だし許してくれ!!!

そして来たるは卒業公演『鬼武者』。憎しみと野望をふりかけにして白米食べてそうな青年(cv宮野○守(演出要望))です。幸いなことに自己肯定感ブチ上がりでここまで突っ走って来れてます。故に断言します。衣装も振り付けも過去最高傑作をご用意しております。演技?それは見てのお楽しみですね☆

こう見ると色んな役をやってますが、やりたい役はほぼ常に、主人公に次ぐ存在感かつ主人公と対立するキャラ、でした。さらにカッコ良ければなお良しと。そうなるとたいていの台本ではラスボスに行き着くんですよね。「どうだ!私を見ろ!絶望しろ!」ってやる瞬間がいかに楽しいかは今年やっと知りました。

どっかの何かで誰かが喋ってましたが、役者って、それまで演じた役を背負って生きてるもんなんだそうです。背負うってのはよく分かってませんが、私の場合は、吸収してるなぁとは思います。おばあちゃんの穏やかさも夜霧の情緒不安定さもかおる姉さんの無邪気さも幽霊の諦めの良さもエヴァのあたたかさもモリさんの優しさも猿のアホさも犬の意地悪さもお母さんの包容力もアマミの強かさものきの小賢しさもイマジナリーフレンドの執着の強さも薊の憎悪も、そしてきっと、時雨の狂気も。全部、私の一面としてどこかにあります。自分で分かってないとこももちろんあるでしょうね。ジョハリの窓的な。ぶっちゃけ就活はエヴァとかモリさんあたりの皮かぶってました。へけ。

飽き性な私が4年間演劇にハマり続けられたのは、私の演技をそれなりに評価してくれた人たちがそれなりにいて、先輩たちが可愛がってくれて後輩が懐いてくれて同期が助けてくれたからだと思ってます。こんなに満たされた4年間は間違いなく人生でここだけです。とっても感謝してます。

さて。いい感じの量になりましたね。それなりに最後らしいことが書けて良かったです。

まだ話してないことはたくさんありますが、それはきっといつかそのうちペラっと喋りますよ。お酒が入ったときとかね。

それでは舞台でお待ちしております。

ごきげんよう。

p.s. コロ助ブログ書けよ。

さ い ご

こんにちは、こんばんは4回生のさつきです。

こんなふうに挨拶するのも最後になるんですね。おったまげですね。

いざ最後になると呆気なく過ぎ去ってしまう気がします。

先日の最終稽古も気づけば終わっていました。

もう氷のように冷たい鉄骨を持って舞台を作ることもないんですね。不思議な感じです。

まぁ、それはさておき今回も役者として参加させていただいているわけですが、

はい、今回「も」です。

僕は今まで何回役者をやらせていただいたんでしょうか。何役やらせていただいたんでしょうか。

ちょっと振り返ってみますね、普通に振り返ってもあれなんで、その役の主観的な説明を1つずつ書いていきます。最後なんでね!

客に向かっていきなり「こっち見てんじゃねぇぞコラああぁ」って叫ぶ気狂いヤクザ、熱血気狂い野球バカ、すぐ寝返り豪族、三大欲求の内犠牲にするなら睡眠欲の酒浸りホスト、いい奴、悪い奴、上裸インディアン、とにかくトイレに行きたい弟、(ポケモンに出てきそうな狛犬)、サイコパス少年、バーの客、死んだ山田くんに会いたい警察、警察、部下をこき使い回し銃ぶっ放し上司、とにかく女の子にモテたい士官候補生、あり得んぐらいのチートスキルを持ちながらもビビりまくる臆病者ガンファイター、(自己犠牲が専売特許だと思ってる奴)、三度の飯より刀が好きでも刀は打たない刀鍛冶、ゲーム大好きまいたけ、優雅に茶を飲むかと見せかけて飲み方めっちゃ汚い変な奴、もっと違う関係で出会える世界線選べたらよかった奴

※()は演じる予定だった奴です

以上!

だいぶ雑な役の説明になってしまいましたがこんな感じです。多いですね。

だいたい変な奴です。中の人が変だからでしょうか。そんなことはないです。普通です。

演じた役が多い人あるあるかもしれませんが、過去に演じた役が出てきてしまうということが今回何度もありました。

今回の役は少し荒い言葉遣いをするのですが、

それにつられてドスを効かせると演出曰く貫禄が出てしまうらしく、

「貫禄を消せ、君は好青年や」

って何回も言われました。

いやー、難しい、好青年でありかつ迫力も欲しいって

言葉遣い荒いのに好青年って

ここに来て僕にとって最難関って感じの役で、

最後に相応しい役をいただけてありがたいです…

そして今回、殺陣チーフもさせていただいているんですが

なんなんですかね、ドMなんでしょうか

最後やから最後やからって言って、

手数多いわ、速いわ、自分ができない技を入れるわで、

これもまた僕にとって最難関って感じのものができてしまったわけです。

本当に、ほんっとにバカです。

自分でもよく分かってます。痛いぐらい分かってます。

今でも正直やり切れるかどうか分かってません。

それでも、僕ならやれると信じてくれる同期、僕の無茶振りに応えようと頑張ってくれる後輩たちがいるんです。

なら、やるしかないでしょう。

最後の舞台、走り抜けます。全て出します。

では、劇場でお待ちしております。

なんだか、何の捻りもないブログになってしまいました。ごめんなさい!

p.s.やっぱり袴は動きにくいです

しんがり

ついにこのタイトルを使う日が来ました。

最後のブログです。

この一年、あらゆる活動に「最後」って付くのが嫌で嫌でしょうがなかった。

ただ、月並みな表現ですが終わりが来るからこそ情熱を傾けることが出来ると私も思います。

どうも、殿です。

早いもので最終稽古を終えてしまい、私が万絵巻として活動する日も残りわずかとなりました。 まさしく、長いようで短い4年間だったとそう感じます。

ところで、最後のブログは何を書けばいいんでしょうね。

実は、迷っている間にもう数日経ってしまいました。

そうこうしてるうちにアドバイスとして、万絵巻で好きなところを書いたら良いんじゃないですか?と言われたので、そうしてみようと思います。

S棟に入った時ほとんど必ず人がいて、お疲れ様と言ってくれる空間が好きです。稽古前の少しそわそわとした空気が好きです。何かイベントをやると必ず体を張る人がいて、面白くしてくれる空間が好きです。飲み会が好きで、警察呼ばれるぐらい馬鹿騒ぎする仲間が好きです。というかもはや時代錯誤なのではというぐらいのアホな飲み会が好きです。ウイスキーは嫌いです。梅酒は好きです。頼りになる先輩が好きです。信頼して任せられる同期が好きです。気がつけば立派になっている後輩が好きです。稽古が好きです。シーン回し中に意味わからんネタぶっ込んで演出を笑わせたら僕の勝ちです。シーン回しを上から眺めるのが好きです。最近は稽古時間に飲むコーヒーが最高でした。寒かったり暑かったりする稽古場がなんやかんや好きです。いつまでも終わってほしくない夏の日が好きです。演出の色が出る夏チームの雰囲気が好きです。所属しなかった方のチームの話を聞くのが好きです。キャンプが好きです。BBQが3,4回の時出来なかったのが悲しいです。お肉好きです。最終稽古のアホみたいなエチュードが好きです。というかむしろみんなのバカなエチュードが好きです。甘い香りが好きです。あめんぼも好きです。解散の合図決まるまでの日替わりが好きです。決まった直後の揃わない合図が好きです。でも揃ってきた後の解散は気持ちよくてもっと好きです。小屋入りの朝に飲むコーヒーが好きです。仕込み中の普段と違ったピリッとした空気が好きです。あの非現実感はもうたまらんのじゃぁ!受付にいると、エレベーターの音に過敏になってしまう感じが好きです。差し入れの中身に一喜一憂するのが好きです。でももう中身がなんでも差し入れは好きです。本番直前の気合い入れが好きです。あの瞬間だけの今までの思いの丈をぶつける瞬間が好きです。本番中の集中したみんなが好きです。舞台の外から撮るみんなの姿が格好良すぎて好きです。本番後の疲れ果てたみんなが格好良くて好きです。夢中で演じている役者が好きです。見終わった後満足そうなお客様の姿が好きです。あるブログを読んでからカーテンコールの瞬間が心の底から好きです。余興のアホさが好きです。終わった後のなんとも言えない気持ちが好きです。打ち上げが好きです。そこで話す胸の内を明かす空気が好きです。こんなところまで読んでくれる暇人も好きです。どらごん小次郎のなんでも楽しむ素敵なところが好きです。さつきのとてつもなく努力するところが好きです。コロ助のなんだかんだ言いながらしっかりやるところが好きです。ボスメタモンの妥協しない仕事が好きです。ずかの一見何も考えて無さそうで沢山考えてるところが好きです。ふぇいの堂々たる演技が好きです。パワプロくんのハッキリした性格が好きです。これ以上書くとキリがないのに好きなところがまだまだ出てくる万絵巻が好きです。広報のチームでライバル同士な雰囲気が好きです。制作のふわふわさとキッチリの切り替えが好きです。照明の楽しむ姿勢が好きです。映像の、挑戦が続く形が好きです。今回初めてやった小道具のできた時の達成感が好きです。役者の終わりがない道が好きです。私にとって、万絵巻の原点となった明日君を食べるよの演出が好きです。アレがなければここにいませんでした。ここで初めて会ったのが小次郎でした、長い付き合いになったな。サンタクロースが歌ってくれたの楽しそうな役者方と雰囲気が好きです。あれを見て役者をやりたいって思うようになりました。極道桃太郎も好きです。思わず再現してしまうぐらいには。さんちゃんこの頃からイケメンやったな、殴りたい。空回り楽園の騒がしさが好きです。テグさんのおかげで最後まで広報続けることになりました。逆境ナインの影響は4回生になってもなお大きいです。ピスさんとバーグさんのセンスがほしい。ひとんちでさよならの舞台が好きです。こたつで撮った写真忘れられません。ここであおいさんに誘われて初めて舞台写真を撮った。ある意味転換点。蛮幽鬼のかっこよさが好きです。広報として実力差に打ちのめされた公演でした。22期みんなカッコよかった。レモンキャンディにみんなで取り組んだひたむきさが好きです。役者をしなかったことを少し惜しく思ってます。つんつんと梶尾さんのはっちゃけ具合よかったな。創稿 銀河鉄道の夜の発想力が好きです。なんか凄いが詰め込まれていて、圧巻でした。デビさんとミラーボール借りに行ったことは忘れられません。心の世界観が好きです。唯一の短編集チームごとにする稽古が楽しくて仕方ありませんでした。何気にずかちゃんの女神がツボ。秒速160センチメートルの全てが好きです。次集まる時を心待ちにしています。わさびさんは本当にお父さんみたいな人です。ジャングルジャンクションのはちゃめちゃさが好きです。あの公演は今一度演じてみたかったぐらいに楽しかったです。ヨネハルが可愛かったなぁ。リトルウェンズデイの照明が好きです。正直圧倒されました。舞台写真を撮らせてもらって本当に嬉しかったです。マッシュさんの演出好きだったな、出てみたくもあった。あと書記もひたすらすごかった。撃鉄の子守唄を作っている先輩方のイキイキした姿が好きです。あんなに楽しそうだと、僕らも楽しくなります。時雨さんのラストシーンは本当に鳥肌がたった。月並みな話の透明感が好きです。その反面、思い渦巻く会話劇は新鮮で興味深かったです。ハブちゃんカッコよかったなぁ。初めての直属の後輩も嬉しかった。ここから期間が空いてしまった。そんな中でも活動をなんとかしようとしてたのは忘れられないな。そして唯一参加した声劇、団体交渉。久々の桃太郎でなんか新鮮でした。他にもコロ助が演出したり、撫子が演出したり新鮮やったなぁ。インソムニアの破綻した世界、好きです。これが創作台本って知って本当にびっくりした。らしさ全開で、良かったなぁ。ここでコルPとも直属の関係ができた感じがした。いっぱい頑張ってくれたなあ。どらごんの酒場が大好きです。小次郎のそのままとでもいうかのようなチームで全てが楽しいでできてた。個性的な新入生も今までからの仲間も、新しい一面を知って沢山喋れた期間でした。こそあどの森の優しさが好きです。あんな劇は初めてだったけど、みんな好きになれるそんな柔らかさに包まれていました。MPとひたすらに楽しんだな。傀の疾走感と愛情が好きです。有観客をうてて本当に良かった。お客様あっての演劇やなと改めて実感した公演でした。出てた人みんな魅力的で名前あげきれない。そして鬼武者。全力を投じるずかも、それに応えようと努力を続けるふぇいもさつきも、それを支え続けてくれる書記も、稽古場で引っ張りだこなどらこじもずっといるコロ助もわがままをいっぱい言われて対応してるボスも、一緒に赤ペン先生したらハルも喫茶店巡りした胡蝶も大道具に向き合い続けていたキンヨネも、フラッとしか稽古場にこないハブもずっとネタを考え続けた真弓も、沢山素敵なものについて話した撫子も制作で組むと安定感が凄くて安心できる花子も、刀作り教えてもらって嬉しかったナダルも、やっぱり今回も基本ペアで動くことになったコルPも初共演でシーン9苦戦したけど楽しかっただりやも、今回初めて映像頼んでいいもの作ってくれたみとも、帰り道たまにかぶると京阪一緒で嬉しいCOWCOWも今稽古場も絶好調なジキルも尊敬できる努力家の楓も先輩に囲まれて緊張しながらもさすがやったMPも今回あまり会えなかった一栞も稽古参加率地味にかなり高い鬼灯も各役職飛び回って職人化しつつあるなすびもカメラと広報を託せると思ったじょーかーもなんだかんだ仕事は着実にこなしていってるだ。も。万絵巻大好きです。

きっと、卒業して外から見る万絵巻も沢山好きになれるでしょう。 だから、最後まで楽しみます。

4年間、多くの人に本当にお世話になりました。こんな私を頼ってくださり、ありがとうございます。沢山頼らせてもらってありがとうございます。

では、キリがいいのでこの辺で。 また舞台でお会いしましょう。

後始末をしてから綺麗に去っていく事の意で「立つ鳥跡を濁さず」と言いますね。

私の生き方に法るならこれを誰かに晒すべきでなく、ある種無様に等しい。

けれど、万絵巻人生に終わりを迎えようとしているこの時。

ずっとずっと隠し続けた本音をここにぶつけます。

どうしたって他人事だけど、上回生最後の遺作として軽く流し読みしてくれると幸いです。酔った時に同期に話したかもやけど、そこは許して。

先に名乗っておきます、4回生のずかです。唐突だけど多分これがラストブログかな

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過程から話しましよう。

約4年前、私が万絵巻に入るきっかけとなったのは1つの屈辱からです。大学入学直後、ある挑戦をきっかけに約18年間の人生を丸ごと否定されます。何も1人で考えられない子と烙印を押されまして。

今こそその通りだったと思えるけれど、当時そんな簡単に諦められるはずもなく。情けなく弱音を吐き散らし、泣き叫んでいた事を覚えています。

結局挑戦を諦め、何やかんやを経て万絵巻に入る事になります。

当時外聞、思慮、客観一切を気に留めなかった私は屈辱を味わっても尚短絡的に生き続けます。思い返してもあまりに酷い。ありのまま振舞い続けた記憶があります。

そんな折、18年度夏公演「トワイライトになぞらえる」にて。役者に励む傍ら演出という役職がある事を知ります。やんわりと、けれど確固たる憧れを持ち、演出を志すきっかけになります。

18秋「ひとんちでさよなら」

知る人ぞ知る超短期決戦型公演。22日しか無い稽古期間で外小屋ならではのクオリティに到達しなくてはならない。周りの先輩方は名だたる精鋭の人ばかり、なのに私は迷走し続けるばかりで何も出来ない。この時の後悔が、生き様を疑うきっかけになります。

18卒「蛮幽鬼」

22期生の方々の集大成。シーンに直接的な関わりはありませんでしたが、今思い返しても凄まじく、鳥肌モノの舞台だった事を覚えています。

18新発「レモンキャンディ」

初演出にして原点。入学当初受けた私の全てに対する侮蔑、その意味を心身持って味わった出来事。今も忘れられません、ある同期に「お前は何も考えて無いんだな」と真っ向から言われた瞬間。正しくその通りに過ぎないと涙を飲んだ記憶があります。

演出に限らず管理役職系において、主体性の無さは周りに縋るも同義。当時全力を尽くしても尚、こんなに私は無力だったのかと自責を繰り返しました。

少なくとも私は公演成功だったと思っていますし、後悔していません。思い描く世界観を作り上げるのは心の底から楽しかった。

それと別に、無様を晒した私自身と「考えられない奴」と評価しているであろう周りの人達へ。死んでも見返してやる.と復讐心に似た執着が根付いたのはこの時から,今日までずっとずっと抱き続けてきました。

19新歓「創稿 銀河鉄道の夜」

初音響チーフを任された公演。洗練された舞台ってこういう事を言うのかな、と感じた記憶ごあります。

ちなこの時は音響チーフでした。初の試みとはいえ、仕事さばきが下手な為にハプニングの連続。18秋からここまで苦渋を味わい続けた日々が続きます

19夏「ぼくらの七日間戦争」

ここまで丁寧に読んで貰えた人にはお分かりでしょう、同じような失敗・後悔ばかり繰り返してます。この時もまた考え無しに振舞ってばかりでした。当時の夏チームが居心地良かったからこそ、気持ち良くありのまま気を抜いていられた。真の意味で良き夏だったなと思います。

語弊を正すべく先に伝えます。これは私に対してのみの評価、チームの皆や公演の成否、その他一切とは全く関係ございません。

何も変われなかった。みっともないね。気持ちだけで何もかも上手くままいくのなら苦労しません。少なくとも私の人生ではそんな感じです。

謎のおふぇりあが生まれたのも思い返せばこの時、懐かしいねえ。

19秋「リトル・ウェンズデイ」

言わずと知れた名公演、今も胸に残っている人は多いのではないでしょうか。憧れが強くて、役者やオペでも無いのに後半週2で稽古場に顔出してました。

この時の衝撃がどんな世界観を作りたいか、どうすればより良いものを作れるか思考を張り巡らせるきっかけになります。

19卒「撃鉄の子守唄」

怒涛の2部構成、23期先輩方の集大成。スタッフワークから役の演じ方まで、隅々まで張り巡らされていて圧倒された覚えがあります。毎回卒公で感じる事だけど、4年間しのぎを削ってきた先輩方の全ては本当に凄まじい。

19新発「月並みなはなし」

現3回生主体だった公演。あまり関わる機会は無かったけれど、完成した姿を見て如何に苦節したかが肌に伝わってくるようで。凄いと感心したと同時に、負けられないと感じた記憶。

そして約1年、コロナの影響で公演がほぼオンライン・中止になります。密かに見据えていた20秋公無くなっちゃったね。悔しいや。

20卒「あやかし」

24期先輩方の集大成。創作、散りばめられた演出に作者の経験が全て詰め込まれているなあと個人的に1番感じた舞台でした。多く時を過ごした先輩方の卒業、来年最上回生になる不安、公演で掴み取るべき技術。振り返ればこの時が、1番色んな事を考えに考え抜いた期間だったのかなと思います。

20新歓「インソムニア」

現3回生主体の公演。歩みは歪み、抑圧と欲望に歪みまくる世界観めちゃくちゃ大好きかつ創作と聞いて「完成度高っ」と思いながら観てた記憶。この時も就活とかであんまり関われてなかったね

21秋「傀-KAI-」

1個前の公演。思いの交錯、伝わる熱量。久方ぶりに対面公演を味わって、「やっぱりいいなあ」と思うと同時に「絶対負けられない」って気持ちが凄く強かった。それだけ綺麗で、ひたむきで鮮烈な作品だったと感じさせられた公演。

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21卒「鬼武者」

演出を担う人なら誰しも志す事でしょう。「過去1面白い舞台にする」と。

死んでも見返すと決めて約3年。観察し、世界観を練り、技術を盗み、培った感性と思考の全てを尽くして何度も何度も想像し、過去公演で盗んだもの全部血肉にしました。

凄まじいものを作り、過去を超える為。

演出に人一倍不向きだからこそ。観てきた全てに、絶対に負けたくなかった。

「卒業公演」の花道、「最上回生」の肩書き。

言い方が悪くなってしまうけれど、この公演が仮にどんな物だとしても、先輩方・後輩の皆は笑顔で私達を送り出して下さるのでしょう。

私が、25期が本気で挑むのだから絶対妥協させない。最高の結果を叩き出して卒団する。

その一心で今日まで駆け上がってきました。名実恥じぬものに仕上がったと思います。

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約4年。私を全否定されなければ万絵巻にいなかっただろうし、同期に言われなければ自分を変えようとすらしなかった。挫折を味わなければ2度も演出しなかっただろうし、周りを見返したいなんて考えもしなかったでしょう。改めて振り返っても不思議な縁だなと思います。

長々連ねておいて書くのもあれですが

私は本音や弱音を晒すのが死ぬほど苦手です。

理由は単純、1番無防備だから。

ありのままの私が私にとって1番みっともなくて、許せなくて、惨め。嫌いな自分を他人に見せるなぞ情けない以外の何者でも無く。

だから約4年かけて少しでも胸を張れる自分を作り続けてきた。ある側面では”嘘”なのかも知れません。まだまだ発展途上だし、脳死やら何やらでやらかす時もありますが。

万絵巻の、大勢の目に触れる形で晒すのはきっとこれが最初で最後でしょう。冒頭に記した通り”遺作”です。

万絵巻で関わってきた全ての人達に感謝を。25期をここまで連れてきてくれてありがとう。

2年間ぐらい休みたい

どうもだりやです。チャンネル登録だけでもしてくれたらなーと思います。 お休みが欲しいですね。はい。 去年の12月のバイト代に比べて今年の12月のバイト代が2→10万になりました。働きすぎ。 やっぱりそうです。 いや、なんかね別にお休みが欲しいとか言ってるわけじゃないんですけどね。演劇そこそこ好きですし。 でも疲れがたまりんちょなわけなんですよ。 もう前日そんなにしんどくなかった日でも疲れてる。もう疲れているのベーシックになってて肩が軽い状態をわすれました。

なんか次の日に家から出る予定がない罪悪感のない夜更かしがしたいんですよ。 朝からテーマパーク行って遊び疲れてお土産買いすぎちゃったみたいなね 明日予定ないからって終電で友達の家いってどんちゃんしたいんですよ。 寝過ぎて寝んの飽きたって言いたいんですよ!!!!!??!!!、!、!!!!!

てかそうなんですよ。別に今回の卒がしんどいわけじゃないんですわな。新歓、vc.夏.秋.卒 演劇やりすぎなんすわ。これまで連続で出続ける同期の凄さがやっとこさ感じることができ始めてきました。きもいです。

そんな多忙さからも解放されてしまいます。 嬉しいような寂しいような、複雑な心境ですが、本番に向けてラストスパート頑張っていきたいとおもます。